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変われば変わるもの>電波が来ないところへ行きたがる人たち

Yahoo:「電波の届かない場所に行きたい 「圏外旅行」静かにブーム

毎日更新される友人、知人のフェイスブック、1日何件も届くLINEのチャット、会社や取引先からのCC(同報)メール…。煩わしいと思ったことはないだろうか? スマートフォンを持ち始めると、いつでもどこでも、連絡を取り、知りたいことが調べられる半面、四六時中画面をチェックする習慣が生じる。いっそのこと電波の届かない場所に行きたい-。こんな願望をかなえる旅のスタイルが、静かに始まっている。(村島有紀)

■南に360キロ、東京の離島へ

 「メールも見ない。何にもつながらない場所に行きたい」

 こう思い立った東京都港区のグラフィックデザイナー、白木彩智(さち)さん(26)は一週間の有給休暇を取り昨年11月1日、東京・竹橋桟橋から船に乗り、伊豆諸島の最南端、青ケ島に向かった。同じ都内でありながら、本州の東京からは南に約360キロ離れた太平洋の孤島で、村の人口はわずか170人ほど。面積は約6平方メートルしかなく、一周約9キロの小さな島だ。

 まず、八丈島まで一晩かけてフェリーで行った。青ケ島へは、さらに船で2時間半。八丈島の港で出会った60歳ぐらいの元気な男性が青ケ島を案内してくれた。

 「島に着くと、そのおじさんの紹介で別の島の人とも出会い、自宅でご飯をごちそうになったり、宿まで送っていただいたり…。本当にすてきな旅行でした」

 スマートフォンの電源を念のために切り、話し相手は島内で実際に合った人々だけ。青い海と濃い緑、湿気を含んだ暖かい空気。都内とは思えないほど、親しげで親切な人々に囲まれ、仕事のことも友人のことも、思い悩んだ自分の将来のことも一時的にすっかり忘れられた。

 「頭を空っぽにして、前向きになれた」と白木さんは振り返る。

 旅行から戻った後は、仕事のアイデアも次々と浮かび、リフレッシュできたという。

■「SNS疲れ」な人々が…

 携帯電話やインターネットといったデジタル環境から距離を置く行動は「デジタルデトックス(デジタル環境からの解毒)」と呼ばれている。青ケ島村役場によると、役場周辺では、ドコモやau、ソフトバンクもつながるが、中心部以外はつながらない場所が多い。島に5軒ある民宿にはWiFiネットワークを用意してあるところもあれば、ないところも。村営の無料キャンプ場は一部、携帯の電波がつながる場所もあるがほとんどつながらないため「10月にはわざと携帯電話を持ってこなかったというグループも来た」(職員)という。

 静岡県熱海市では今年8月、デジタル機器と距離を置く1泊2日の宿泊プラン(食事、お茶付き2万3000円)が登場した。「櫛稲(クシュナダ)」という会社が運営する施設で、チェックインの際、機器をフロントに預けておく。

 あふれる情報と常時「つながる状態」から距離を置きたいと、旅に「圏外」の環境を求める人々は静かに増えつつあるようだ。

■「圏外」を買う時代

 JTB総合研究所(東京都千代田区)が10月1発表したスマートフォン使用についての調査では、フルタイムワーカーを中心に「SNS疲れ」ともいえそうな現象がみられた。過去1年間の旅行で「あえてSNSがつながらない場所に出かけた」人は2060人中45人。JTBが近年の動向を踏まえて初めて加えた設問だが、同じ回答をした中で、最も比率が高かったのは29歳以下の男性で3・9%(206人中8人)。全体で比較すると、学生や無職の人よりもフルタイムで働く人の割合が高い。

 調査分析を担当した同総研の早野陽子さんは「SNSを多用する一部の人と、SNSに疲れ、距離を置きたいと考える人の二極分化が始まっている。特に働いている人はプライベートの旅行中も仕事から完全に切れることがなく、オンとオフの境界線があいまいになりがち。『つながらない』場所をあえて訪れるという新しいツアーにニーズを感じる」と話す。

 また、「デジタルデトックスのすすめ」などの著書がある、ライフハッカー[日本版](生活や働き方についてのブログメディア)編集長、米田智彦さん(41)は「バーチャルメディアは一種の中毒性、依存性もあり、時に現実の人間関係を上回るほど優先されることがある。また、インターネット産業などで働く人々は、就業中のパソコンに加えて、スマートフォンの普及により24時間体制でメールやネットに追われるような生活で、みな疲労感を抱えている」と指摘する。

 海外では、チェックインの際にフロントにスマートフォンやノートパソコンを預け、アロマキャンドルやボードゲームなどネットに接続しないで遊べるキット「デジタル・サバイバル・キット」を提供するホテルも登場しているという。米田さんは「過度な情報社会に疲れた人々のために『圏外を買う』時代が来ているのかもしれない」と話している。


ほんの数十年前には無かったものが世の中を席巻して、人々の精神を病ませるまでになっているのですから、変われば変わるものだなと驚くばかりです
その技術の進歩って奴はすごいですよね

ただ、ここまでしなければならないのかなといろいろ考え直さないとならない場面はこうやって出てきているのですが、さて?

技術の進歩が人を休ませない原因になっているとなれば、やっぱり変だなと思うものの
でも、やっぱり便利だから使ってしまう
これってとてもブラックな発想ですよね
自分に都合の良いときに他人を使うという発想
他人の意思にかまわず、自分の意思を押しつける事が出来る道具があるって、改めて考えると怖い

どこかでケジメをつけていかないと、何かが破綻してしまうんでしょうね
どこでストップをかけましょうか?

そして、
24時間、昼の時間帯に、どこかで活動している人がいて、それに合わせるために
夜なのに他の場所の人たちも働かないといけない世界
技術の進歩は、悪いものを引き出すことが多々あります


元記事
Seesaa:「変われば変わるもの>電波が来ないところへ行きたがる人たち
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  by sunrisesunset77 | 2014-11-16 20:06 | 身近なニュース

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