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ドイツ絶賛はあり得ないってことですね>ドイツの脱原発はまやかし(笑)

産経新聞:「ドイツの脱原発 実態知らずの礼賛は禁物

>ドイツの脱原発が決定的になった。6日の政府閣議で正式合意に達したためである。同国内にある17基の原発は2022年までに全廃される。

 福島第1原子力発電所事故を契機に、世界で急速に高まった反原発世論に押された結果のエネルギー政策の大転換だ。

 日本国内にもこの方向転換を評価する声がある。だが、手放しの脱原発礼賛は禁物だ。ドイツ経済や国民生活などへの影響を慎重に見極めたい。

 環境先進国を自負するドイツの国内でさえ、産業界から憂慮と懸念の声が上がっている。産業用の電気料金は既に高くなっており、脱原発でさらなる高騰が避けられないからである。同国の産業競争力の低下は欧州連合(EU)全体の景気低迷を招きかねない。

 原子力発電の特長は、安い電気を安定的に生産・供給する力があることだ。福島事故とそのあおりで、日本国内の原発は3分の2が停止している。各電力会社は火力発電の量を増やして代替しているため、燃料代がかさんでいる。

 原発の停止状態が継続すると国内9電力の負担増は、年間2兆円の規模となる。この巨費が料金増に転嫁され得ることを、国民は見落としてはなるまい。消費税率アップに換算すれば、約1%増に匹敵する規模である。

 ドイツの脱原発は一国の選択としては尊重すべきだが、同時にドイツのエネルギー事情の実態を知っておくことが必要だ。ドイツは電力の約半分を石炭火力でまかなっている。太陽光発電に熱心な一面のみが伝えられがちだが、現実は違う。

これだけで驚いてはいけない。ドイツは原発停止で不足する電力を隣のフランスから輸入するが、フランス産電力の8割は原発で作られたものである。ドイツの脱原発は「自国内では生産しない」という名ばかりの「脱」である。

 全原発の停止に踏み切ることができるのは、欧州全域をカバーする電力網が存在するからだ。島国であり、エネルギー資源小国の日本では、こうはいかない。

 福島事故を受けて日本政府はエネルギー戦略の見直しに着手しているが、安全性と安定供給を両立させての原発堅持が不可欠だ。

 ドイツの決断は、エネルギーと経済の両分野にまたがる遠大な実験だ。その足取りを、これからしっかりと見届けたい。


こういう指摘はネットでは伝えられてましたけど、新聞だけじゃなくてテレビメディアでもちゃんと伝えて欲しいですね

とにかくドイツは脱原発をした、すごい日本も見習うべきだという単調なご意見を見るとやれやれと思ってしまいます

日本もメタンハイグレードとか先日教えていただいたマグネシウム発電など将来的には希望の持てるシステムもあるらしいですが、実用化できるまでは原発ががんばるしかないということを踏まえて考えていかないとダメだと思います。いきなり脱原発はドイツみたいにはできないでしょう、代わりがないんですから

理想論だけじゃコトは動かないです
でも、原発の安全性を高めていくことは非常に大事です。それだけはきちんと国も各電力会社も二重三重に安全策を講じていって欲しいものです


元記事
Seesaa:「ドイツ絶賛はあり得ないってことですね>ドイツの脱原発はまやかし(笑)
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  by sunrisesunset77 | 2011-06-08 19:40 | 世界の話題

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