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市の職員に期待しすぎでは?>長崎DV

Yahoo:「<長崎遺体>被害女性に生前面会もDV見抜けず 田川市職員」


長崎市の公園で5月、無職の中村由美さん(当時41歳)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された内縁の夫、二場(ふたば)勇次容疑者(50)が住む福岡県田川市の職員が、ドメスティックバイオレンス(DV)を疑い、中村さんの生前に3回、接触を試みていたことが分かった。うち1回は直接面会したが、中村さんがマスクをしていたことなどからDVを見抜けなかった。中村さんはこの間、DV被害を申告しておらず、日常的な暴行により、正常な判断力を奪われていた疑いが浮かんだ。【宗岡敬介、志村一也、平川昌範】

 福岡県警によると、二場容疑者は3月中旬ごろから中村さんに虐待を繰り返し、低栄養状態に陥らせた。5月に入ってからはスプレーとライターを使って火を浴びせたり殴ったりして同22日ごろ、中村さんを殺害した疑いが持たれている。

 二場容疑者と前妻との間には女児がおり、二場容疑者と中村さんは田川市の住宅に住み、女児を保育所に送迎していた。関係者によると、過去に二場容疑者が前妻に対してDVをしていた疑いがあるとの情報を得ていた保育所側が、中村さんを注意深く観察しており、帽子、サングラス、マスク姿で、顔を隠している中村さんを見て5月8日、「中村さんがけがをしているかもしれない」と通報。これを受け市職員が同日、住宅を訪ねたが、不在だった。

 5月13日午前、再び市職員が訪問すると、二場容疑者と女児だけがいた。生活保護支給のために必要な書類の提出を求めたところ同日午後、二場容疑者と中村さんが来庁した。職員が二場容疑者に「この女性は誰ですか」と尋ねると「近くに住む人。たまたま会った」と答えた。さらに中村さんに「本当ですか」と聞くと「そうです」と言った。マスク姿だったため、DV被害は確認できなかった。

 県警によると、市から協力を求められ翌14日、市職員と県警田川署員が一緒に住宅を訪ねたが、この際も不在だった。田川署員はその後も数回訪問したが、会えないまま5月22日ごろ、中村さんは亡くなった。

 DV問題に詳しい神奈川大の井上匡子(まさこ)教授(法哲学)は「長期間、日常的な暴力を加えられると、被害者は正常な自己決定ができない場合がある」と指摘、県警も同様の見方を示す。井上教授は「第三者(保育所側)からDVを疑う連絡があったのだから、市も県警も何らかの機会を得て、女性が正常な判断ができるのか見極めるべきだった」と語る。

 市関係者は「できることはした。どうにか逃げてくれれば対応できたが……」と残念そうに話した。県警子ども・女性安全対策課は「やれることはすべてやったと判断している」とコメントした。

 ◇ドメスティックバイオレンス(DV)

 配偶者や内縁関係、恋人など親密な関係にあったり、過去に同様の関係にあった者による暴力。身体的暴力や心無い言動による精神的暴力、性行為を強要する性的暴力などがある。全国の「配偶者暴力相談支援センター」への相談件数は、2004年度の4万9329件から昨年度は10万2963件と倍増。警察が認知した被害件数も昨年は5万9072件で、04年(1万4410件)の4倍以上に増えた。

 ◇本人からの申告困難 加害者治療命令制度が必要

 ドメスティックバイオレンス(DV)被害者への対応は原則、本人からの訴えが前提だ。今回のように第三者(保育所)から情報が寄せられると、行政機関は第三者を通じ、被害者に申告を促す。本人の申し立てがあれば、DV防止法に基づきシェルター(一時避難施設)に避難させたり、警察が暴行容疑などで加害者を逮捕したりできる。

 二場勇次容疑者は、7月にも別の交際女性への傷害容疑で逮捕された。この女性が被害を受けたのは3月だが、被害を警察に申告したのは、二場容疑者が中村由美さんの遺体を遺棄した容疑で逮捕された後の6月下旬だった。

 二場容疑者は1993年にも、交際中の別の女性に対する傷害致死罪などで懲役10年が確定し服役している。被害者による申告が難しい中、再犯をどう防ぐか。諸沢英道・常磐大大学院教授(被害者学)は「裁判所がDV加害者に治療(更生プログラム)を強制的に受けさせる命令を出す制度を導入すべきだ」と語る。【山本太一】


加害者にも人権があるという考えを廃止する
市の職員に警察並みの捜査能力を与えてあげなければ、
現状では市側がやれるだけのことはやったというのは当然のことと思いますけどね

マスクをはがして顔の様子を見るとか
DVについて問いただすとか、市の職員がやったら下手をすればやり過ぎとか、冤罪問題とかそういうことも発生しかねないし市の職員に過大な期待をしすぎでは無いかと思いますよ

被害者には大変気の毒ですが今の日本ではDVを公的機関側で見つけ出すのはとても難しいと思います
被害者の周辺で助けた上でなければ、無理じゃ無いの?
公的機関にいろんな人権やら何やらの縛りがある限り、極めて個人的な関係の中での犯罪捜査は難しいと思います

児童相談所の問題と同じで
家庭内の問題について、公的機関がどれだけ特権的に踏み込めるのか権力を与えなければどうにもならないと思います。児童への虐待とか疑われる場合に児童相談所が子供を親から切り離せる力を持つのと同様に

DVが疑われる場合に、夫から妻を切り離す、妻から夫を切り離す、などの権力を公的機関に与えるように変えていかなければならないのではないですか?
そうじゃないのに見抜けなかった、というのは酷だと思います


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000010-mai-soci


元記事
Seesaa:「市の職員に期待しすぎでは?>長崎DV
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  by sunrisesunset77 | 2015-09-07 21:54 | 身近なニュース

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